歯列が及ぼすお顔への影響

皆さんこんにちは、院長の粟津です。
まだまだ残暑の厳しい日が続いていますのでこまめな水分補給と体温、室温管理を徹底し熱中症を予防しましょう♫
今回わたくしが書く内容は歯列がもたらすお顔への影響です。

歯列が及ぼすお顔への影響

歯の事なのでもちろん専門外(治療)は出来ませんが、予防や歯以外の組織によってお顔立ちを変化させれる可能性があります。
今回着目するのは歯の傾きです、この傾きの方向によってお顔立ちに変化が出ます。
簡単に歯の傾きが唇側に傾くと顎先(オトガイ)は消失していき、逆に舌側に傾くと顎先(オトガイ)は出てきます。

この歯の傾きには理想とする上下歯の相対的角度が存在し、それをインターインサイザルアングルと言います。
理想は130°〜135°とされ噛み合わせの状態にも影響し、お顔立ちの傾向も見えてきます。

噛み合わせとお顔立ちにどう影響するかと言うと
数値が増せば噛み合わせは深く、お顔立ちも短顔(童顔)傾向になり
数値が減れば噛み合わせは浅く、お顔立ちは面長傾向になります。
これには咬合高径が関与しています、咬合高径とは噛み合わせた時の上下顎骨の高さ(長さ)を指します。

噛み合わせが深いと、この咬合高径は低くなり、浅いと高くなります。
歯列矯正後のお顔の変化はこのような事で変化が出てしまいます、歯の矯正をされる際は注意が必要です。
更にこの歯の傾き(インターインサイザルアングル)は顎口腔筋によって唇側または舌側へ変化し続ける可能性があります。
この機序をバクシネーターメカニズムといい、日本語では頬筋機能機構と訳されます。※以後バクシネーター
以前にもお話ししましたが重要なので復習しながら解説していきます。
バクシネーターは顎骨ないし歯列に対して内圧と外圧がかかっており、この内外圧の均衡が保たれている事により正常な顎骨と歯列(歯軸)が造られ、保持されます。
内圧が舌筋、外圧は口輪筋、頬筋、上咽頭収縮筋からなります。※頬筋と上咽頭収縮筋の間のことを翼突下顎縫線と言います。

つまり内圧が強まれば顎骨の前突は増進され、歯の唇側傾斜は増していき、顎先は消失していきます。
逆に外圧が強くなれば顎骨の成長は抑制され、歯の舌側傾斜は増していき、顎先が突出してきます。
また顎先の消失にはオトガイ筋の関与があります、オトガイ筋とは顎先に梅干し状のシワを作る表情筋です。

これはお口を強く閉じることで起きるので、お口はフワッと軽ーく閉じるよう意識してみましょう!
しかし骨格上または歯の傾斜の関係上お口を閉じる力が強く、どうしてもシワが入る方ももちろんいます。
その場合はやはり歯の矯正もしくはオトガイ筋にボトックスを打つのが効果的かつ確実な方法と言えるでしょう。
またこの顎先が極端に消失し、面長なお顔立ちをアデノイド顔貌といい、口呼吸が原因とされます。
このアデノイド顔貌の改善はやはり徒手では出来ないので外科的な処置などが必要です。

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