こんにちは!柔道整復師の 武藤 直也です!
現代はストレス社会だと言われ、心療内科やメンタルヘルスのクリニックは増加してきました。
仏教の瞑想が由来となっているマインドフルネスが現在では医療において研究され取り入れられており、心と身体の繋がりが今大きく取り上げられています。
今回はそんな身体と心の繋がりに関係するアトラス(環椎、第一頸椎)の影響について書いていきたいと思います。
アトラスとは?
椎骨の一番上にある骨、第一頸椎のこと。
他の椎骨とは異なり椎体を持たずリング状であることから環椎と呼ばれています。椎体を持たないことから可動性は高く頚椎の回旋の6割を担っています。
英語名をアトラス(Atlas)は後頭骨と関節をもち頭蓋骨を支えていることからギリシャ神話で天空を支えている巨神アトラスが名前の由来となっています。
頭部とアトラス、第二頚椎のつなぎ目を頭蓋頚椎移行部と呼び、頭蓋頚椎移行部には延髄や脊髄、小脳といった神経組織や、脳に血液を送る椎骨動脈などの重要な神経・血管が存在します。
アトラスが歪むと??
自律神経が乱れる
アトラスが歪むと頸神経や脳に繋がる椎骨動脈圧迫が生じ延髄から出る迷走神経も干渉されます。
アトラスの歪みは副交感神経系の機能低下を生み、交感神経優位を慢性化させる原因となります。
延髄には呼吸中枢があるので干渉されると呼吸が浅くなりリラックスすることが難しくなります。
自律神経が乱れると頭痛、動悸、発汗、めまい、ほてり、胃痛、吐き気、喉のつまり感、食欲不振、全身倦怠感などイライラ、情緒不安定、集中力低下など精神状態にもなど繋がってきます。
顔や顎が歪む
頭蓋骨は頚椎に乗っかっているだけなので非常に不安定な状態です。アトラスは可動性が高く3次元に歪んでしまうためそれに伴って頭蓋骨も一緒に動いてしまいます。写真で撮った時に左右の高さが違う人はアトラスの歪みが強いかもしれません。
顎関節は重力の影響を受けやすいのでアトラスが歪むことで頭蓋骨とは違う方向に傾いてしまいそれが顎の歪みの原因となってしまうことが多く見受けられます。
骨盤が歪む
アトラスが歪むと神経の伝達や血液の流れが低下するだけではなく、身体中心軸からズレた重い頭を支えようと全身で補正する為に、下の脊椎や骨盤まで歪みや圧迫が生じ痛み、臓器機能低下、身体のこわばり、免疫力の低下、筋肉の緊張や左右の足の長さまで変化を起こしてしまいます。
アトラス(第一頚椎)が歪むことにより頭痛や首こりだけでなく顔から足の長さまで変化をおこさせ自律神経や精神状態にも影響を与えてしまいます。
スマホの使用やデスクワークなど下を向く機会が多くなったことから頚椎前弯減少(ストレートネック)している方が多くなり頚椎が歪んでいる方が多くなったのがストレス社会の誘因かもしれません
当院では骨盤や頚椎の調整だけでなく顎関節からアプローチすることにより、リラックスできる身体のサポートやより歪みのとれる矯正を行っています。
ぜひ気になる方は一度試してみて下さい!