業界最上級の検査、分析 ~3Dスキャナー~

皆さんこんにちは、院長粟津です。
ここ数日残暑も鳴りを潜め、いよいよ秋の訪れを感じさせる日が続きますね。
気温、湿度、気圧の上下は自律神経の乱れとお身体へのダメージも増えますので体調管理をしっかりしましょう!
本題ですが、今回私が書く内容は…既にご存知、またはもう受けられた方もいらっしゃる3Dスキャナー検査についてです。

3Dスキャナー検査について

当院で使用しているのはArtec Evaという機種、詳しい商品概要は導入時のブログをご参照ください→https://yugamilabo.jp/3d_scan/

ではどのような画像に仕上がるのか?そこから何がわかるのか?
またどのように応用していくのかなど将来的なビジョンも含めてお話ししていきます。
まずどのような画像に仕上がるのか?
3パターンをご紹介いたします。

3つのパターンの3D画像


最後の画像は写真のような仕上がりでリアルに再現でき、肌の質感やしわなど細かく見れます。

次にこの画像から読み取れることをご紹介いたします。
まずは今までの検査との比較からですが、正面と側面像をご覧ください。

今までの検査写真の特徴

単純な平面的な高さのズレ(目や口角)やEline、Nアングル、FH平面やカンペル平面(咬合平面)といった線は
二次元的な画像の方がとりやすくわかりやすいです。

3Dスキャナー写真の特徴

ですが3Dスキャナーでの画像は奥行きのゆがみ、左右差をみるのに最も適しています。

奥行きとは頬骨(肉)や側頭骨の左右差のことです。
以前にこのことは奥野先生が書いてくれていますので詳しくは割愛いたしますが簡単にいうと、顎関節の作業軸と平行軸の動き(顎軌道)の左右差がこれに連動し歪みます。

最後に

最後にどのように応用していくか?

ビフォーアフターの再現性とその画像の比較(合成)した時の誤差が極めて少ないこと。
再現性はこの機種自体の撮影方法にも所以します。

というのもこのスキャナーは対象物から400㎜~1,000㎜の距離の範囲でしかスキャニング出来ないため、対象物の大きさは一定となります。
また画像の比較も、2つの対象物の共通する定点を数か所設定し、あとはパソコン(ソフトシステム)が合成処理してくれます。

寒暖色でお顔の変化を見ます、寒色は小さく(凹んだ)なった部分で暖色は大きく(膨らんだ)なった部分です。※施術のビフォーアフターではありません。
この時の誤差はどうしても出ではしまうものの、0.1㎜程度でしかないので従来の二次元的な画像比較(ビフォーアフター)の再現性とは比べ物になりません。

また当院では俳優さんや、モデルさんを始めとする審美性の高い方も多く通院されていらっしゃいますので、
似たような骨格、お顔立ちは合成比較し近づけれる可能性があり、そのプランニングが可能と言えます。
このように高い再現性と審美性を持った検査、分析が可能なことにより美容外科にも似たシステムの確立が出来ます。

また医学的根拠やうさん臭さのある顔の矯正を
顎関節の動きからの顔のゆがみのエビデンスと証明するべく、この3Dスキャナー検査はとにかく欠かせないこととなるでしょう!

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