顔の左右差は蝶形骨のゆがみでは?

こんにちは!柔道整復師の根本です。

本日は、上部頚椎と蝶形骨(ちょうけいこつ)の関係性について、お伝えしたいと思います。
蝶形骨と上部頚椎はお顔の歪み、さまざまな身体の不調の大元となっているといっても過言ではないので、細かく解説していきたいと思います。
ちょっと難しいお話になるかもしれませんが、とても大事なことなので、少しお付き合いください。

蝶形骨について

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まずは蝶形骨ですが、上記のようにまさにチョウチョのような形をしていますので、その名前の由来となっています。頭蓋骨は15種類22個から成り立っていると言われていますが、蝶形骨はその中心部に存在し、家で例えると、大黒柱のように頭蓋骨を組み立て支えています。

蝶形骨は脳を下支えして、内分泌を司る脳下垂体の受け皿でもありますので、重力を受け、また付着している筋肉(内側・外側翼突筋)によって、下に下がりやすく歪みでバランスを崩しやすい部分でもあります。蝶形骨は、後頭骨との軟骨結合部を支点として、ゆりかごのような前後の動きをし、後頭骨と連動して呼吸とともに動いています。

歪みでこの動きが損なわれると、ホルモンバランスや自律神経(特に副交感神経)の乱れ、不調を引き起こします。

上部頚椎について

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上部頚椎とは、首の骨のことですが、頚椎は全部で7つあり、環椎と言われる第一頚椎と軸椎と言われる第二頚椎のことになります。環椎と軸椎ももちろん連動していて、特に不良姿勢やくいしばりによって、歪んできてしまいます。ここが歪んでくると、椎骨動脈に伴行する交感神経が刺激され、優位になり自律神経の乱れによるあらゆる不調、筋緊張が起こりやすくなります。

特に咀嚼筋群や胸鎖乳突筋、僧帽筋などが影響を受け、くいしばり、首・肩のこり、痛みなどを引き起こします。

蝶形骨と上部頚椎の関係

蝶形骨と上部頚椎は直接は接していないのですが、かなり連動性が高くなっています。蝶形骨と後頭骨が軟骨結合されていることは上記で説明した通り、これらは連動しています。後頭骨と上部頚椎が環椎後頭関節で繋がっているので、蝶形骨が歪めば、上部頚椎も歪むことになります。もちろん、その逆も然りで、上部頚椎が歪んで後頭骨に伝わり、蝶形骨が歪むこともあります。このように蝶形骨と上部頚椎は、密接に関連し、影響し合っています。

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また蝶形骨は、咀嚼筋群の内側・外側翼突筋を通して、下顎(下アゴ)と連動していますので、顎のずれ・歪みからも影響を受けます。内側翼突筋は咬筋と伴走する相同筋なので、片側が肥大すると蝶形骨も歪みます。ですから咬筋も含めた咀嚼筋群の緊張をとり、顎の歪みを正せば、蝶形骨も上部頚椎も同時に矯正できるといっても過言ではありません。

蝶形骨、後頭骨を通して、下顎と上部頚椎も連動していますので、咬筋、内側・外側翼突筋、後頭下筋群の緊張をとることも大切になってきます。このような各部の連動性において、さつま式口内法を行うと蝶形骨、上部頚椎は同時に矯正できますので、お顔の歪み、左右差やたるみ、その他のお体のあらゆる症状を改善することができるようになっていきます。

顎の不調、お顔の歪み左右差、むくみなど、お悩みがある方は、ぜひ、ご相談ください。

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