腸腰筋(ちょうようきん)と姿勢

腸腰筋(ちょうようきん)とは?

普段から歩く、登る、降りるといった日常動作の中で足をよく使うことが多いと思います。上半身と下半身を繋ぐのが腸腰筋(ちょうようきん)と呼ばれる筋肉で、腸腰筋が存在するおかげで私たちは歩くことができます。腸腰筋が衰えると足が持ち上がらなくなり、無意識に歩行スピードが低下し、最後にはすり足になってつまづいて転ぶということがあります。

このような腸腰筋は、股関節の前面に大きく位置した筋肉であり、大腰筋、腸骨筋と分けられ、それぞれ機能や働きが変わります。

 

① 大腰筋

主な役割として股関節の屈曲(足を上げる)と骨盤を安定させる働きがあります。まさに足を高く持ち上げる際に使われる筋肉です。骨盤を安定させて姿勢の維持にも働きます。解剖学的には大腰筋の起始部は胸椎(T12)から腰椎(L1~5)の横突起で、大腿骨の小転子に停止します。

②腸骨筋

大腰筋と異なり脊椎(背骨)には付着していません。この腸骨筋も足を挙げる(股関節屈曲)働きをします。また歩く際に太ももを外側に捻る働きがあります。

腸腰筋で正しい姿勢を保つことができる

 

人の理想的な姿勢は画像左にある「ニュートラルポジション」という姿勢です。外くるぶしのやや前方→膝関節前部→大転子→肩峰→耳垂のやや後方が一直線になるような姿勢です。このニュートラルポジションは、全ての筋肉がバランスよく均衡を保っているためもっとも効率的に身体を支えることができる姿勢です。

大腰筋は胸腰椎から大腿骨という長さとともに、その身体における位置が非常に特異的です。

なぜなら人の重心は骨盤内で仙骨のやや前方にあり、腸腰筋は立位でいる人の重心位置を上下にわたって大きく覆って姿勢を保つ上で大きな影響を与えています。

不良姿勢を大きく3つに分類すると

前弯後弯亢進型(反り腰・Kyphosis-lordosis)

頚椎と腰椎が過剰に前弯、胸椎が後弯姿勢。骨盤前傾、膝はやや過伸展。いわゆる反り越しの姿勢です。弯曲部分に過剰にストレスが加わりやすくなります。最近はこの姿勢の人はそれほど多くはありません。反り腰を理解する上で、腸腰筋(大腰筋)が重要になります。前述のように腸腰筋は、2つの筋肉の総称で

・胸腰椎から繋がっている大腰筋
・骨盤から繋がっている腸骨筋

からなり、2つ合わせて腸腰筋と呼ばれています。腸腰筋の働きとしては、立っている姿勢を支える・ふとももを前に上げる働きがあります。

このうち「大腰筋」は腰椎から繋がっているため、直接腰に影響します。そして反り腰になりやすい人は、元々、前かがみになりやすい(前傾姿勢)傾向にあります。特に今までの経験上、反り腰に悩まれていた人は「ヒールを履いて立ち仕事」をする人が、非常に多くいました。ヒールを履くことで、常に前傾姿勢になりやすいためです。

また妊娠中・産後に反り腰になりやすい傾向もあります。前傾姿勢の状態で足が疲れてくると、同じ姿勢が辛くなりカラダの軸を中心に戻そうと働きます。この時に、腰を反ってバランスを取ってしまうのです。このような前傾姿勢が、腸腰筋(大腰筋)を固くするのです。

骨盤前傾は、骨盤の前の方の筋肉(前太ももや腸腰筋)が硬くなり、骨盤を引っ張っているから起こる現象なのです。反り腰の原因で、まず最初に改善しなければいけないことは「腸腰筋(大腰筋)」の固さをを取ることです。

フラットバック型(Flat-back)

頭部はやや前傾、脊柱がフラット、骨盤後傾の姿勢になります。脊柱を真横から見た時に、背中から腰(特に腰椎部分)にかけてまっすぐに見えることからフラットバックと呼ばれます。

真横から見た時の脊柱は緩やかなS字状の弯曲を描いているのが正常です。これは生理的弯曲と呼ばれ人間が直立を保つためには無ければならない弯曲で、強すぎても弱すぎても腰痛などの症状が出やすくなります。

腰椎は通常、前弯(前に凸してる状態)しているものですが、フラットバックを起こすと、骨盤全体の後傾が強くなるので腰椎の前弯が消失してしまうのです。

フラットバックの方はどちらかというと立っている時よりもイスに座っているときに腰の痛みを訴えることが多いのが特徴です。腰仙角が浅く骨盤 が後傾してしまっているためイスに深く腰掛けることが出来ないからです。

 

スウェイバック型(Swayback)

スウェイバック姿勢とは骨盤が前方に移動し、背骨が本来のカーブを失ってしまう姿勢になります。本来、背骨はS字状のカーブを描いているのですが、腰から胸の背骨が長く反った状態になり、首周辺の背骨で急激にカーブを作ります。

これは現代人に多いです。スマホやパソコン作業で頭を下方向に向いてしまう時間が多いからです。

スウェイバック姿勢では、前重心が強く出て、股関節の前側の靭帯や筋肉に対し体重を寄り掛かけるような状態になるため、次第に股関節を押さえつける力が低下し、更に骨盤を前方に移動させてしまいます。

そこで重心を後ろに持っていき、股関節の前側に体重が寄りかからない状態を作っていく必要があります。スウェイバック姿勢は疲労姿勢とも呼ばれます。フラットバックと比較すると更に腸腰筋、大腿直筋の筋力の低下が原因になる場合があるからです。

最後に

さつまでは、お顔の矯正だけでなく、このような不良姿勢の原因になる前重心を改善して骨盤の前後傾を整えていきます。腸腰筋の機能を改善して良い姿勢を作るベースを作っていきます。

 

そして姿勢を整えて骨盤の歪みを取ることで、連動しているお顔の歪みも取れやすくなっていきます。

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