皆さんこんにちは、院長の粟津です。
10/21(日)にお休みを頂き、セミナーに行ってまいりました。
以前にもお世話になった 歯科医師 岩附勝先生が講師を務める【ALF】(アルフ)についてでした。
ALFというのは歯科矯正の中の機能矯正に分類される方法の一つです。
ここの詳しい説明は省きますが、特徴としては痛くはなく、成功率も高い、また骨の歪みをとることも可能な矯正です。
しかし歯列自体が綺麗には並ばない(大まか)なのと細かい噛み合わせの調整は出来ないとの事でした。
ですが、一番の強みは機能矯正と呼ばれる所以である、エアウェイ(気道)の拡大にあります。
↓こちらが通常のエアウェイ
↓こちらが狭窄したエアウェイ
ここを獲得することによってアレルギー、アトピー、心臓病などに起因する突然死などを防ぎ、改善させれると仰っていました。
当院でもたまにおみかけしますが、エアウェイの狭い方は必ず口呼吸になっていて、症状でいえばドライマウスやいびき(無呼吸症候群)、外見上は面長や肌荒れと開咬(オープンバイト)が見られます。
成長期で起こしてしまうと必ず歯列はもとよりお顔は崩れ、面長な平たいお顔になります。(アデノイド顔貌)
なので成長期のお子さんをお持ちの親御さんはこれらには特に注意が必要で早期発見、早期治療が何よりも優先されます!
大人では死のリスクが高い為、矯正治療ほどの時間をかけられないのですぐにオペの必要があるといいます。(ルフォーやSSRO)
ここまでは歯科領域のお話しでしたが、実は歯の矯正と共に顎関節を始めとするお身体の矯正、顎口腔筋機能療法(MFT)も取り入れることは必要不可欠である事をお伝えしたいです。
アメリカではすでに歯科医師と徒手療法家のD.C(カイロ)やD.O(オステオパシー)がタッグを組み、全身から咬合(噛み合わせの調整)やお顔の審美性を高めるための治療をしているそうです。余談ですがFrymann(D.O)の報告によると新生児1250人の95%に頭蓋骨の歪みが見つかったと言います。
ここが原因して大人になっても歯列や身体の歪みにを永続的に引き起こすのだと言います。
岩附先生はそのような現実を知って、当院の薩摩総院長と交流を深めるようになりました。
また日本も歯科は歯科だけでなく、オステオパシーや全身の歪みを診る、治療できなければならないと説いてました。
もちろん逆に私どもも歯科領域の知識を持たなければいけない為、歯科のセミナーにもちょくちょく足を運び勉強しています。
またすでに岩槻先生以外にも当院と携わっていただいている歯科医師の方もいらっしゃいますし、歯学生との交流も盛んです。
まだまだ技術と知識のアップデートを重ねていくさつまを今後ともよろしくお願いいたします。