全身の舵取り骨

皆さんこんにちは、院長粟津です。
先月の28日に誕生日を迎えました、今年も皆様の美容と健康に携わるにあたり、より一層精進に励んでいきたいと思います。
それでは本題に入ります、今回私が書く内容は全身の舵取り骨である「尾骨」です。※巷でいう尾骶骨の事です。

全身の舵取り骨である「尾骨」について

「尾骨」は以前よりさつま式の骨盤矯正では重要視し、矯正をかけている部位ですが身体の歪みだけでなく、お顔の歪みにも関連があるからです。
では順を追ってお話しいたします、まずは身体への影響。

身体への影響

尾骨の位置確認ですがこちらの画像をご覧ください。
脊柱の末端にあり、重心の移動や外力に伴い可動し、バランスをとる骨です。

脊柱全体でS字カーブを描く

例えていうと、犬や猫等の尻尾と同じで、彼らはあの尻尾で重心や身体のバランスをとっていますが人の尾骨もこれと同じ機能があります。
※昔、人にも尻尾があった名残りとも言われる。

ですからこの尾骨の歪みは不良姿勢や歪み、はたまた痛みや痺れの誘発になり得るのです。

 

反り腰・出尻りになっている例が多い

 主に歪む原因として挙げられるのが尾骨をつけた(骨盤をうけた)座り方と尻餅をついた場合です。
※強打した場合は骨折の疑いもありますので要注意です。

稀に出産時に歪み、産後に尾骨の痛みが出現する方もいらっしゃいますが、 主に尾骨の痛みを伴ったものを仙骨滑液包炎といい、多くが座り方(座面)の指導で改善します。

お顔への影響

次にお顔への影響ですが、骨格的要因と軟部組織的要因があります。 骨格的要因としては以前奥野先生が書いたブログにも記されているロベットブラザーチャートの兄弟椎(同期椎)の考え方です。

尾骨は顔面骨の中心に位置する蝶形骨と連動しています、蝶形骨は咀嚼筋が付着し、ホルモン分泌を司る下垂体を置き、脳神経も多数通過する重要な骨です。故に尾骨の調整は歪みだけでなく、あらゆる器官の機能向上にも働きます。

軟部組織的要素としては筋膜と硬膜が強く関連しています。
筋膜はディープフロントラインとスーパーフィシャルバックラインが骨盤~頭蓋骨のつながりをもち、 硬膜は大脳を左右に分ける大脳鎌~仙尾骨まで続いています。

またこの硬膜に覆われた袋の中を脳脊髄液が流れる為、この硬膜の捻れや破損は多種多様の疾患、症状をきたします。

正しい座り方

最後にこの尾骨を歪ませないご自身での方法をご紹介いたします。
とにかくこの尾骨に外力を加えないことが重要で、第一は座り方です。

骨盤を立てて座骨に対して垂直に荷重をかけます、この際少し腰(腰椎)は反りますがそれは正しい骨格(腰部前湾)の獲得,維持につながりますので気にされないでください。
既に歪んでいる場合はやはり矯正をされないと難しいので是非尾骨の矯正、さつまの矯正をお受け下さい。

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