胸郭をしっかり利用して呼吸の質をUP!

こんにちは!柔整師の入江です。
呼吸は必要最低限の動作なので、何も意識せず行っている事が多いですよね。
でも、当たり前に行っていることを、変えるだけでQOLは上がります!
※生活の質=クオリティ・オブ・ライフ(QOL)

呼吸に大きく関与してる姿勢について

胸郭は胸椎12個、肋骨片側12個(計24個)、胸骨1個で構成されています。
胸郭とは肋骨のカゴの中をイメージしてください!

 

 

ちなみに、最も動きがある頚椎7個、最も大きく頑丈で上半身体重を支えている腰椎5個、続いて仙骨尾骨とで構成されているのが脊柱です。
全ての湾曲のバランスをとることで身体の不調を整えるのが、さつま式です!

肋骨は、前方で胸骨と関節を作り、後方で胸椎と関節を作ります。
もっと細かく言うと肋骨は肋軟骨と繋がり、肋軟骨が胸骨と繋がっているのです。
この肋軟骨にはある程度の柔軟性があり、胸郭の動きやすさ(柔軟性)にも関与しています。

つまり、呼吸に大きく関与してくるのです!

肋骨は吸気時に3方向(前/後部、外側、上部)に広がるように設計されています。
ですが、ほとんどの方が姿勢や持病等のせいで正しい呼吸を行えていません。

さつまで矯正させていただいても、肩甲骨が内旋気味(巻き肩)の方が大変多いです。
びっくりするくらい多いです。
肩甲骨の内旋グセが強いと猫背になり、重心も前にいきます。

そうすると、不良姿勢になり、胸郭も縮小するので呼吸が浅くなってしまうのです。

姿勢矯正を行うだけでも、胸郭が拡大し、呼吸が深く行いやすくなってくれます。
簡単なことで、肩甲骨を後ろで寄せてあげれば良いのです!胸を開くイメージです!
お腹にも力が入りやすくなります。

鼻呼吸の重要性

姿勢だけが良くない呼吸の原因ではありません。
みなさん鼻できちんと呼吸を行えていますか??

この時期花粉で鼻が詰まっててきちんと厳しい、、、、と言う方もいらっしゃるかもしれませんが、なぜ鼻呼吸がいいのか。

口はもともと飲食を行うための消化器にあたるので、呼吸をするようにできていません。

鼻は呼吸器としての機能がそなわっているので、外気と体内との温度差を緩和してくれたり、鼻毛がフィルターとなって菌の侵入を防いでくれます。
また、鼻呼吸の方が確実に肺にたくさんの空気を遅れます。呼吸器を使っているからです!

 

さつまでは舌を上顎に当てるよう指導しているので、まずその時点で口呼吸は不可ですよね♪

口腔内の基本姿勢が呼吸法にも良い影響を与えてくれているのです。

また、舌根と言って舌の根本が奥に埋まってしまっていると気道を狭くしてしまいます。
正しい位置に舌を持っていきやすくするためにも、さつま式ベロ体操は欠かせません。

 

姿勢の改善、呼吸法の改善、舌の位置を変えるだけでも胸郭をうまく使えるようになるので、呼吸の質が変わってきます!
そうすることで、内臓機能の活性化や免疫機能も向上されます!!!!!

呼吸と言うと、なんとなくみなさん肺をイメージするかもしれませんが、胸郭を動かしてくれている20種類以上の筋肉群が活躍してくれているのです。
代表的な筋肉ですと、肋骨の間にある肋間筋、肺とそれより下の臓器を隔てている横隔膜が主に弛緩&収縮することで行えています。

喫煙や口呼吸などをすると、これらの呼吸筋の緊張が強くなるので、肺や胸郭の動きが劣ってきてしまいます。

普段の生活習慣はすぐには変えられないかもしれませんが、今ご紹介したことは、どれもできそうですよね。
ずっとでなくていいので、思い出してくれたときにひとまずやってみてください。

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