くいしばりで身体も痛む
肩や首の痛み、腰の痛み……。
これらの症状は、一見関係が無さそうな、くいしばりなどによる顎の歪みが原因かもしれません。
肩や首の痛み、腰の痛みが慢性化してあきらめていた人も、顎の歪みやくいしばりを抑えることで楽になることもあります。
くいしばりやあごの歪みにより頸椎が圧迫され頭蓋骨もゆがんでいきます。
この歪みによって、全身の姿勢のバランスが崩れてさまざまな不調が起こるのです。
顎の歪みやくいしばりを改善し、身体の姿勢バランス整えることができれば交感神経の緊張も抑え身体の筋肉の使い方も良くなり血流も改善して不調も改善されていきます。
〈顎の歪みチェック〉
- 舌を出したとき、舌が左右どちらかに向いている
- 口蓋垂(のどちんこ)が左右どちらかに引っ張られている
- 首を左右に向けた時に向きづらい方向がある
当てはまる場合、
くいしばりやあごの歪みで、頸椎がねじれたりしていることが考えられます
特にスマホやパソコンを使っているときは首が前傾しやすく、長時間顎を引いたような同じ姿勢になってしまいやすいです。首の後ろの筋肉が緊張し、奥歯が当たりやすくなりくいしばりが生じてしまいます。
奥歯だけに圧力がかかると、不安定になり顎も歪みやすく頸椎にも負担が大きくなります。
さらに奥歯に圧力がかかることで、胃腸や心臓の働きをコントロールする脳神経、「舌咽神経」や「迷走神経」の働きも悪くなります。
血圧が安定せず高低差が激しい、呼吸が乱れる、胃腸の働きが悪くなる‥そういった症状も、くいしばりや顎の歪みが関係していることもあります。
歯ぎしり
朝起きると首や肩が凝っている、顎が痛いことなどが多い場合
寝ている時に歯ぎしりをしていることが考えられます。
歯ぎしりはいわゆるストレスが原因の一つと考えられています。
たとえばコロナ流行でリモートワークに切り替わった夫と顔を合わせることが増えるのがストレスであれば、歯ぎしりの原因になり得ます。
こうした明確なストレスがなくても、漠然としたイライラや不安が多くても、歯ぎしりが出る可能性はあります。
人間は、噛むときの歯にかかる力は体重くらいです。しかし寝ているときは、無意識に潜在的な力が出て、100キロもの力がかかることもあります。
また、起きている時間のうち、力をこめて上の歯と下の歯があたっている時間はそこまで長くありません。
でも、寝ているときの力をこめた歯ぎしりは、長時間続くことがあります。
ギリギリと音が鳴るような歯ぎしりや、カチカチと音が鳴る場合は、家族が気づくこともあります。
ですが寝ている時の食いしばりの場合はなかなか気づけません。
なかなか気づかない歯ぎしり、くいしばりのチェック
□ ストレスを感じていて、歯も痛い
□ 朝、首や肩の凝りがある
□ 朝、顎の疲労、痛み、口が開きにくいことがある
□ 舌や頬の内側に歯の跡がついている
□ 顔に左右差が出たり、エラが張ってきた
このような症状に当てはまる場合、歯ぎしりや食いしばりをしていることが考えられるのでケアしていくことをオススメします。
さつまでは筋肉の緊張を取り、骨格の歪みも整えてストレスからくる交感神経の優位を抑制して改善していきます。