メディセル筋膜療法は、今までの施術とは
違うアプローチの新しい療法です。
当院では、筋膜リリースができるメディセルという機械を導入しています。
従来は、スキンロールという、指先で皮膚をつまみながら筋膜リリースをしていく方法も取り入れていましたが、一度に指をあてて筋膜リリースできる量が少ないので、時間がかかったり、少しつねられたような感覚になるので、患者様の負担もあり、それを効率よくできる限り軽減することが可能な手段を追い求めて、さつまではこのメディセルという機械を導入しております。
まず、筋膜はどんな働きをしているのかというと、体の組織と組織の間仕切りをしていたり、各組織の保護をしていたり、運動時に筋線維の動きを伝導する役割などをしています。
筋膜には、浅筋膜という全身を包むパートと、深筋膜という個々の筋肉を区分するパートがあり、その間には、動静脈やリンパ管や神経などが通っています。
画像参照元:http://www.mj-company.co.jp/
体のゆがみ、姿勢不正、長時間のデスクワーク、運動不足など、動きが少ないと、筋膜の癒着が強くなり、血液やリンパの流れが悪くなり、血流は滞留してしまい、筋肉の動きも制限され、コリ、痛み、むくみなどを引き起こします。
これを機械的に改善するのはメディセルの役割です。
筋膜は水分量に富み、糖タンパクを持つI型コラーゲンでできているので、粘着性もあるので、癒着してしまうと筋肉の柔軟性が落ち関節の可動域を低下させることもあるのです。
皮膚の下には、筋膜が全身に張り巡っているので、どこかの部位で癒着が強くなると、筋膜同士の引き合いは強くなり、より強固に癒着し、体を動かした時に、何か引っ張られたような違和感が強くなったり、動きが悪いと感じます。
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私達も実際施術において、例えば患者様が首を左右に回旋したとき、首が思うように回旋できなかったり、左右どちらかが動きが悪かったりと感じることがあります。その時にメディセルを用いて、首回りの筋膜リリースを行うと、初めより可動域がだいぶ増えて、スムーズに回旋ができたり、向けなかった方まで向けるようになることが多々あります。
例)施術直前
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例)施術直後
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ただし、一度、筋膜リリースしたからと言っても、生体的な反応には恒常性があるので、ずっとその状態が続くのではないので、筋膜リリース出来たときに可動域が増えているうちにストレッチなどを行いいい状態をキープする努力は必要になります。
また強固に癒着したら、筋膜リリースを繰り返せば良いのです。
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メディセル筋膜療法では、皮膚を専用のアタッチメントで直接吸引することにより、筋膜の相互干渉を減少させることができるのです。
アタッチメントも様々な形状があり、吸引力も三段階に分かれているので、メディセルを用いたい部位によって、様々なアレンジができます。
目周りや、ほうれい線など細かい小さな部位でも、首、肩、腰などの大きい部位でも、用いることができます。
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筋膜リリースをできていると、施術の際、関節の可動域が上がり、コリや痛みやむくみも解消できるのでとても効率良く矯正ができます。
以前のブログにも記載があると思うのですが
全身の前面にはスーパーフィシャルフロントライン(SFL)、後面にはスーパーフィシャルバックライン(SBL)と言って筋膜の付着経路があるという学術的な理論があり、つま先やかかとから、頭のてっぺんまで筋膜が繋がっているので、この部位のどこかにメディセルで局所に筋膜リリースすると、癒着は剥がれて全身的な筋膜リリースのきっかけになるのです。
スーパーフィシャルフロントライン SFL | スーパーフィシャルバックラインSBL |
・趾骨背側面 |
・趾骨の底面
・足底筋膜 |
*参考文献 アナトミートレイン 医学書院
メディセルは、医学会において、関節可動域に及ぼす効果についての論文をいくつか発表しています。
メディセル筋膜療法を科学的に実証
>>http://www.mj-company.co.jp/evidence/
本当に、ただ、皮膚を吸引されているだけですが、不思議です!!
効果はバッチリです!!
ぜひお試しください!!