どうも、鍼灸マッサージ師オサダです。少し突拍子もないタイトルで始まりましたが、自分では何もしていないつもりなのに日常生活において勝手に顔が歪んでしまうことがあります。その中の一つに睡眠時のくいしばり・歯ぎしりが挙げられます。朝起きたら顎が痛い、そんな経験ありませんか?また、クチが開きづらい症状や顎関節から音が鳴ってしまうなどにお悩みの方は、寝ている間にくいしばっている・歯ぎしりをしている可能性があります。
そしてこのくいしばり・歯ぎしりが顔を歪ませる顎関節症やエラ張りの原因になってしまうのです。
「くいしばり」とは
まず基礎知識として「くいしばり」とは何なのかというおさらいをしておきましょう。そもそもくいしばりというワードを聴くと、どうしてもチカラいっぱい上下の歯をギュッと噛み合わせるイメージが先行してしまいガチですが、実はコレが間違いなのです。くいしばりとは、チカラ加減に関係なく上下の歯列が少しでも接触している状態の事を指します。
つまり、上と下の歯が少しでも触れ合う状態は既にアウトです!正しい状態とは、上下の歯と歯の間に数ミリ〜数センチ空間がある状態のことを言います。
このブログ内では歴代のさつまスタッフが何度も何度もお話ししている事ですが、上下の歯列が接触して良いのは食事の時間を含めて1日1時間以内といわれています。
コレが1日6時間以上も続いてしまう方に関してはTCH(Tooth Contacting Havit)別名:上下歯列接触症という病名までついてしまっています。
今このブログをご覧になっている皆様のおクチの中はいかがですか?
噛んでしまっているという方は、今すぐ歯と歯を離しましょう。
寝ているだけで顔が歪んでしまう?
さて本題ですが、上記の諸症状に当てはまる方の大半は睡眠中にも歯列同士が接触しているという方がほとんどです。原因は高枕によるアゴ引きが引き起こすものであったりストレスによる無意識のくいしばりであったりさまざまです。
くいしばりや歯ぎしりにより、顎の筋肉や顎関節にかなりの圧力がかかってしまうため、顎関節症を引き起こしてしまったり咬筋が発達してエラが目立つようになってしまいます。またそれだけでなく、くいしばりや歯ぎしりが続くと顎関節へのダメージも蓄積されてしまい、顎関節の変形へと繋がっていく可能性もあります。
もちろんコレらの事は睡眠時に限った話ではなく日常の中のいろんなシチュエーションで現れてきます。長時間に渡るPC作業やデスクワーク、または頬杖をつくなどくいしばりを助長してしまう動作や姿勢は日常にたくさん潜んでいます。
くいしばりや歯ぎしりを解消するためにもまずは日頃からご自身で噛まない意識をしていく必要があります。
※お食事は歯と歯の間に緩衝物がある状態なのでくいしばりにはなりません。安心してよく噛んで食べましょう!
当院ではくいしばりを解消するべく正しい姿勢の指導や電気治療などのご用意をしています。私たちと一緒にくいしばりの無い生活を作っていきましょう!