こんにちは、渋谷院の鍼灸マッサージ師オサダです。今回はイオン導入についてのレポートです。今回のモニターさんは、うち3割が超音波と電気を用いたイオン導入を、残り7割はパック美容鍼を用いたものです。イオン導入については、美容液・美容成分を皮膚の深層にまで届かせるために電気や熱刺激を用いて皮膚表層のバリアーを崩して浸透させていくものを指します。
そもそも皮膚のターンオーバーを目的とした「美容鍼」を使えば皮膚そのものを鍼で貫通するため手っ取り早いのではないかと私は目を付け、今回の症例に至りました。まずは超音波と電気を用いたイオン導入ですが、今回は二種類の方法を使ってそれぞれ実験してみました。
超音波と電気を用いたイオン導入
そもそもの導入の大まかな手順ですが、導入用の美容ジェルをお顔表面に塗りたくり
↓
その上から美容液を染み込ませたコットンを等間隔に満遍なく置いていき、あとは超音波と電気刺激を加えるだけなのですが、今回はその後の手順を二種類に分けてみました。
2つの方法
①当初教わったセオリー通りにコットンをめくって皮膚に直に超音波をかける方法
②皮膚に直に超音波刺激で導入をしてしまうのは多少のリスクもあるためコットンの上から美容液ジェルと共に超音波をかける方法
要するに安全を取るか効果(リスク)を取るかの二択ということです。ただしリスクと言ってもそれは少し大袈裟な表現でして、たった一度の直接な導入で皮膚がどうにかなってしまうなんて事は考えづらいため、②はあくまでリスク回避と効率を重視した方法であると解釈していただきたいです。
結果
これら二種類どちらの方法の方が効果が高いのかを調べるには同じ人間同じ顔で比較するしかない。そう思った私は当院スタッフモニターの顔を半顔ずつ借り、施術方法を半顔ずつ変えていき、左顔には①(皮膚に直接)、右顔には②(コットンの上から導入)を施してみました。
しかし結果的には左右どちらもリフトアップとトーンアップが見受けられました。
見方によっては①の方が効果が高いようにも見えない事もないが、結局のところどちらも効果はちゃんと表れているという事が写真からは判断できました。リスクを取るか取らないかでそこまで大きな違いがないのでしたら、私はリスクの少ない②の方法を使っていきたいかなと思いました。
次回は導入パック美容鍼についてのレポートです。鍼灸マッサージ師の私としてはようやく本領発揮できる施術でございますのでお楽しみにどうぞ。