骨のリモデリングについて

こんにちわ、柔道整復師の山本です!

ここ最近は梅雨ということもあり、雨でジメジメしている日が多いですね。
雨の日だと床が濡れて滑ったりし転倒の危険も増えます。
そこで今日は骨について少しお話ししていこうと思います!!
           

骨は身体を支える物だけだと思っている方も多いと思います。
それ以外にも骨の機能として、保護作用、運動作用、造血作用、貯蔵作用などがあります。
丈夫で頑丈な骨は、脳や内臓などやわらかな器官を保護する役目も負っています。
また、骨髄では日々、新しい血液細胞が作られています。
造血は骨の重要な機能の1つです。

骨はさらに、カルシウムを貯蔵する便利な倉庫にもなります。
カルシウムは神経系の情報伝達や筋肉の収縮、血液の凝固などに欠かせない物質であり、血液中のカルシウム濃度が低下すると、
骨に蓄えられたカルシウムが血液中に放出されます。
上記に書いた通り骨には様々な機能があり役目を担っています。
         
題名の通りリモデリングの話をしていきます!
骨組織は、一生涯骨形成と骨破壊(骨吸収)を繰り返しており、これをリモデリングと呼んでいます。
骨のリモデリングのサイクルは、まず古い骨を破骨細胞が破壊した後、そこに骨芽細胞が集まって、Ⅰ型コラーゲンを主成分とする骨基質を作り、その上にリン酸カルシウム(ハイドロキシアパタイト)が沈着して、
リモデリングの1サイクルが完了します。

骨組織は、構造上、皮質骨(緻密骨)と海綿骨に分けられる。
成人の緻密骨と海綿骨の量的比率は9:1と圧倒的に緻密骨が多い、しかしリモデリングされる骨の比率は、緻密骨が1年に約3%なのに対し、海綿骨は30%にもおよぶ、
その結果、ヒトの骨は全体で1年間に約6%が作りかえられている。歯槽骨は海綿骨であり、顎骨は緻密骨である。
筋肉のリモデリングの期間的なものは約90日3ヶ月ともいわれています。
骨や筋肉のことをふまえて当院ではしっかりとカウンセリングの方を行っていきます。
分析やカウンセリング、施術に関してのことをしっかりとお話しさせていただきます!!
                                         

ここからは骨粗鬆症について少しお話ししていきます。
骨粗鬆症といえば閉経後の女性や高齢者の病気だと思われがちですいが、近年では男性や20代の若者であってもかかる可能性のある病気です。
なぜ健康な若者が骨量減少に陥ったか。
その理由として考えられるのが(スクレロスチン)という骨の細胞を出す物質の異常発生も関係しています。

衝撃不足がスクレロスチンの大発生に関与しているとも最近言われています!
骨は3-5年で全身の骨が入れ替わります。
新しく強い骨を維持することで、疲労骨折などを防ぐためです。
破骨細胞と骨芽細胞の二種類の細胞の作り替えのバランスが崩れて起きるのが骨粗鬆症です。
骨の作り替えのペースを指示する、現場監督となる細胞がいます!!
骨細胞はメッセージ細胞とも言われ指示を出す細胞です。
骨を作ろう、骨を壊そうなどの支持をだします。スクレロスチンは骨を作るのをやめようと指示をだします。
スクレロスチンが出過ぎてしますと、骨量が減ってしまいます。

なぜそんな異常事態が起こるのかは骨にかかる衝撃の感知によるもので、衝撃があるかないかによって新しいペースを決めています。
骨に衝撃がかからない生活をしているとスクレロスチンがたくさん出てしまい骨芽細胞の数を減らしてしまいす。
なので適度な運動やウォーキングをし骨に衝撃を与える事が大事になってきます。
プールなどでは関節には良いですが、骨自体には衝撃が加わらない為、注意も必要です!

当院ではすべてのスタッフが国家資格を取得し身体、顔の事について日々学んでいます。
お顔の事、身体の事を総合的に考えていきますので、疑問やお悩みなどがあれば一度当院にご来院ください。
スタッフ1人1人がしっかりと患者様の症状に合わせて対応させていただきます。

 

 

 

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