姿勢と顎関節

こんにちは!
表参道青山院の工藤です。
これまでのブログにたくさん身体と顎関節について書いてきましたが、本日は、主に首と顎関節の関係についてお伝えしていこうと思います。

顎関節と環椎後頭関節

身体の関節にはいくつか種類があり、その中でも顎関節は顆状関節と言われる関節に分類されます。

顆状関節は楕円関節とも呼ばれていて、橈骨手根関節(手首の関節)や環椎後頭関節(首と頭をつなぐ関節)等と同じような動きをする関節で周りは靭帯で囲まれています。

環椎後頭関節は頭と首を繋ぐ関節で、2軸関節(前後左右に動く)の楕円関節なのですが、主に首を前後に動かすほとんどの動きを担っており、環椎後頭関節が後屈(上を向く動き)すると、開口し、下顎が後方に移動するため口がポカンと開いてしまいます。

環椎後頭関節後屈位で閉口しようとすると、舌骨上筋群、舌骨下筋群が過度に緊張することになります。

肩甲舌骨筋が付着する肩甲骨の位置も、舌骨筋群の筋長と緊張に影響を与えます。

外側翼突筋上頭は関節円板に停止しており、咀嚼筋の外側翼突筋は、本来下顎頭を前方に引き出して開口に作用する筋ですが、下顎頭が後方偏位すると、外側翼突筋上頭が、閉口筋である側頭筋や咬筋の収縮によって伸長され、関節円板に付着する外側翼突筋上頭に伸張反射が生じて早期の収縮を誘発し、顎関節の間にあるクッションの役割をしている関節円板(繊維組織)が前方偏位することになります。

まとめ

結局何が言いたいのかというと、環椎後頭関節がずっと後屈している(猫背で前を見ている状態)と、後頭下筋などが緊張し首の後ろの痛みや頭痛につながったり、舌骨筋の緊張の影響で肩甲骨が上方転移し肩こりにつながったり、
顎下の筋肉も遠心性収縮により緊張し舌が落ちやすく、さらに口呼吸が加わると嚥下障害、顎が後方変位することで外側翼突筋が伸長し、顎関節症にもなりやすくなります。

また、そこに左右差が出ることで顎のシフト、お顔の歪みにつながります。首の後ろに痛みがあったりする方は顎にも異常があるかもしれません。
また環椎後頭関節にしっかり頭がのることで、骨盤を起こす腸腰筋と脊柱を伸ばす多裂筋がしっかり働きます。

つまり、首の筋肉と顎位はとても関係が深く、顔だけの施術、体だけの施術ではなく両方の施術が大切ということです!

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