こんにちは。
柔道整復師の岡野です。
一気に冷え込んで朝布団から出るのが辛くなって来まさしたね。
おばあちゃんの知恵的なものなんですが、
靴を履いた際に指先が冷えてしかたない。
と言う方に、おすすめしているのが、唐辛子🌶を丸まる一本ティッシュに包んでつま先に入れてみてください。
カプサイシンの効力により、ポカポカと足先から温まってきますよ。
騙されたと思ってやってみてください。
では、ここから本日のblog。
美容だけじゃない!舌の大切さ。
嚥下(えんげ)機能と見た目。
嚥下機能とは、咀嚼物を飲み込むと言うこと。
患者さまにも、嚥下機能が衰えて、むせる、咳き込むなどの症状が現れる方が多く見受けられます。
むせる咳き込むは肺に食べ物、飲み物が誤って入ってしまい起こる症状です。
若いうちは、誤飲をしても咳き込む事により肺に入ってしまった水分を出す事が出来ますが、年齢を重ねると肺活量等が少なくなり咳き込む事も出来ずに肺に水分が入ったままになり、誤飲性肺炎を引き起こす可能性が多くなります。
嚥下の際には、
5段回で食べ物を飲み込む動作を行います。
食べ物の流れる順番的には、
口腔期→咽頭期→食道期→胃の順に食べ物が送られていきます。
この一連の動作を嚥下と言います。
① 食べ物を認識して唾液分泌の促進と空腹かどうか、熱いから冷たいかの判断
例えば、梅干しレモンを想像すると、唾液分泌が増えるなど、口腔内に食べ物を入れる前の認知期
②実際に口腔内に食べ物が入り咀嚼 と味覚の伝達
この時、舌を使い食べ物を、歯の間に入れ食べ物をちっちゃくしていきます。
③咀嚼運動により、小さくなった食べ物を舌の運動により、咽頭へ送ります。
④咽頭まで来た食べ物を嚥下反射により、食道まで送り飲み込む作業をしていきます。
⑤食道まで来た食べ物を胃の中に送り込む作業。
大まかに①~⑤までの作業をコンマ数秒での動きを一連の動作として行います。
①~⑤までのどれか1つでも、遅れたり早まったり誤作動を起こすだけで、誤飲が発生してしまいます。
無意識での運動なので、対処のしようがないと思われるかも知れませんが、ある部位を鍛えることにより、誤飲を防ぐ事が可能になります。
②③④に関して重大な役割を果たしているのが、舌になります。
食べ物を口腔~咽頭~喉頭までを舌の運動により補助されています。
舌は前方から順に上顎に押し付けられ食べ物を咽頭まで移動させていきます。
咽頭まで来るのと同時に舌の運動に伴い、舌骨 甲状軟骨が挙上し、喉頭蓋が後方に傾き、気管に流れるのを防ぎます。
↓⑩が喉頭蓋 この動きが食べ物が気管に入らないようにします。
この時、2重顎の方や、舌が下顎に落ち込んでいる方は、舌の動きがワンテンポ遅れ、誤飲をしかねません。
ここまで行けば、あとは反射的なもので、食道~胃に落ちていきます。
なので、舌の動きが悪い、舌の沈下が見られる方は、嚥下障害、誤飲性肺炎などを、引き起こすリスクが増えてきます。
このリスクを少しでも回避したいのであるならば、舌トレがオススメ!
さつま総院長考案の舌ストレッチがやれば、舌本来の動きを取り戻し、嚥下もスムーズに出来る様になります。
こちらに体操の詳細が載っております!
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舌トレをちょっとだけ。
両カカトをくっつけて、背筋を伸ばします。
背中側で、両手を握り少し顎をあげて、そのまま、舌を真っ正面に向かい、ベーっと前に出して30秒キープ
次は、舌が鼻先に着くように上に伸ばしていきます。
これも同じく30秒程度でOK
1日に朝晩やるだけで、嚥下機能も回復し美容にも小顔にも良い体操になりますので、お試しあれ。
この体操だけでも、2重顎の予防になります!