さつま骨格矯正の木佐貫です。
GWも過ぎ梅雨の時期も間近、身体にも不調も色々と出てきやすい時期ですね。
気圧の変化により、古傷が痛んだり頭痛がしたりする人も少なくないでしょう。
今日は、現代病スマホ首の頚椎のストレートネックのお話です。
【スマホ首】ストレートネックとは
・正常なアライメントでは、外耳孔(耳の穴)と肩峰が一直線に並ぶ。
・頭部前方偏位では、外耳孔(耳の穴)が肩峰より前に突出する。
日本人の8割がスマホ首なのではないかと言われています。
スマホ首は本来、緩やかにカーブをしているはずの頚椎7の骨が頭を下に向ける事で首を前に出す姿勢を続けた事によって真っ直ぐになってしまった状態です。
人間の頭は60kgの体重の人が約10%の6kgぐらいありスイカのLサイズぐらいあります。
その頭を支えている頚椎は7椎の骨で体幹の胸椎胸郭と連携しています。
首のこの傾きにより首にかかる負担も変わります。
画像引用:Courtesy of Dr. Kenneth K. Hansraj
0度→4~6kg
15度→12kg
30度→18kg
45度→22kg
60度→27kg
現代、仕事や家庭にPC、スマホがない事がないほど若年層から高齢者の方まで利用され、PCやスマホで下向きに覗きこむような姿勢により頭が前かがみになり頚椎が真っ直ぐになってしまいます。
なぜ、ストレートネックだと悪いのか?
ストレートネックになると重たい頭部を一直線で支える為、頚椎部分への負担がかかってきてしまいます。
首が湾曲してる方が頭の重みを首にかかる力を分散、クッション性がうまれ負担を軽減してくれます。
真っ直ぐになった頚椎は関節方内に大きな圧力をうみ血管や神経、関節部分を圧迫障害を起こしてしまうのです。
頚部の位置による身体への影響
頚椎の状態によって現れる症状もたくさんあります。
引用元:http://www.synergychiros.com/back-pain.html
・第1段階 頭痛 肩コリ 首の痛み 筋肉の緊張
・第2段階 手のしびれ 椎間板疾患 関節痛 疲労
・第3段階 精神疾患 めまい 自律神経失調 慢性疾患
首の歪みで顔も変わる
首が前落ちてしまうと頭部伸展位と後頚筋という筋肉の短縮、緊張を起こしてしまいます。後頚筋は筋膜(SBL)と繋がり、お顔の前頭部にも付いていますのでお顔にも影響していきます。
前の方の広頚筋という筋が緊張しますと口の口角部分まで伸びてるので口角を下げたり、下顎の後方変位の影響もでてきます。
頭部進展位の影響
・舌、航空周囲筋群の機能不全→舌骨の運動性低下
・咀嚼運動・食塊移送が困難
・喉頭挙上の制限→喉頭蓋谷スペース狭小化
・呼吸コントロール・誤嚥(ごえん)物の喀出(かく出)能力低下
正しい姿勢でのスマホ操作
・目線を下げない
・作業する手の肘に逆の手の甲を当てる
・骨盤を立てる(尾骨しっぽの骨をイスに付けない)
・足を開いたり組まない
始め慣れないと思いますが意識して続けてもらうとその姿勢が習慣になりますので少し意識してもらえると違うと思います。
PCもスマホも長時間使うと同じ姿勢が首の悪い影響にもなりますので合間に休憩を取ったり背伸びをしたりしながら作業を続けてもらうのをお勧めいたします。
首だけでなく骨格からお顔へ!
スマホ首、ストレートネックにお悩みの方当院で対処法、セルフケア、施術のご相談行いますのでお声かけ下さい。