さつま骨格矯正の木佐貫です。
秋もそろそろ終わりそうですが秋、冬と温かい物や美味しい物がたくさんありますよね。
今回のブログは、「咀嚼運動と脳の動きからわかる顎の重要性」のお話です。
食べる事=咀嚼運動と脳の動き
食事の中、食べ物をお箸でつかみ口に自然と運ぶと口が開き、ご飯を口に入れると自然に口を閉じ「噛む」という運動が始まります。
この動作は一見簡単なように見えますが、実に複雑で脳の指令によって手や腕、目や口、舌喉と次々に連動して活動してます。
いかにたくさんの情報が脳に入り指令を出しているかわかる事です。
感覚野と運動野
実際に顎関節を使い咀嚼をすると脳内の血流が増え、神経活動が活発になります。
一連の流れで脳の運動野や感覚野、前頭前野、小脳などが活性化される事が分かって来ています。
前頭前野
特に前頭前野の活性化は人間だけが持つ最も知的な領域で人間の頭部、額のちょうど後ろにあります。
・情報の統合
・判断、感情、行動
・記憶のコントロール
・コミュニケーションなど
前頭前野を刺激する方法
前頭前野を刺激する方法は音読や計算はありますが一番は
咀嚼です!!
つまり
正しい咀嚼で記憶力↑
or
噛まない、正しい咀嚼でない細胞活性化せず記憶力↓
ある実験が、あります。
わざと噛み合わせを悪くしたマウスの神経細胞数を調べたら一週間で30%の前頭葉、海馬の神経細胞が消失。
空間認知機能↓、記憶力↓
と言う報告もあります。
近年ではうつ病等感情障害において脳血流量の減少やHPA系(視床下部−下垂体−副腎)ホルモンに減少によって起こるうつ病等感情障害、脳の海馬にアミロイドβが溜まるアルツハイマー病にも正しい咀嚼運動において脳血流量を増やしアミロイドβ減少によりうつ病等感情障害やアルツハイマー病の予防にもなるとされています。
咀嚼運動と脳の動きからわかる顎の重要性
これだけ見ても食べ物しっかりと噛む、飲み込むだけですごい大事な事だとおもいますよね。
最後に、「脳のペンフィールドマップ運動野」詳しい画像です!
画像元:wikipediaz
感覚皮質と運動皮質における身体の対応部位を示した図。
ペンフィールドのホムンクルス。
手に続き、
顎がデカいですね!
顎の重要性がわかりますよね(T . T)