皆さんこんにちは、院長の粟津です。
インフルエンザや新型のウイルスに負けないのはまず免疫力です♪
十分な休息と腸内環境を整えること、身体を冷やさないことが重要です、無事に乗り切りましょう!!!
お顔をデザインするSS(Satsuma Space)とは
今回わたくしが書く内容は当院でよく耳にするSS(Satsuma Space)についてです。
こちらは医学的にも重要でSSRO(下顎枝矢状分割法)などの際に注視される部位です。
しかしながら医学的な名前が存在しないとのことで勝手にSSと略して使用しています…
※下顎骨後縁と乳様突起間のスペースの事
医学的に何故注視されるかは下顎骨頭(顎関節)の機能的に不備が出ないかと、気道(エアウェイ)がここに存在するからです。
気道に関することについては以前に人類の進化にみる小顔の危険性のところで書いてあるので割愛します。
2つの方向性について
いかにこのスペースを確保し、どう使うかでお顔のデザイン性(方向性)がきまります。
デザインの方向性は二つです、長顔(面長)か短顔かで、このふたつは医学的に分類でき、明確なスケールが存在します。
それは歯科で使用されるセファログラムの計測点と線です。
この中で使うのが下顎下縁平面(オレンジ線)と下顎後縁平面(青線)の交わる角度(下顎角)と下顎下縁平面(オレンジ線)とSN平面(紫線)の成す角度(FMA角)の数値です。
この両者の数値には平均が存在します
下顎角:120°
120°より数値が大きくなれば面長、逆に小さくなれば短顔になります。
FMA角:25°
25°より数値が大きくなれば面長、逆に小さくなれば短顔になります。
当院の体表計測点ついて
さつまではこの数値を体表計測点を用い、分析で算出しお顔立ちの判断やデザインの方向性に使用します。
基本的な概念をご紹介したところで本題のデザイン方法ですが…
顎関節(下顎骨頭)の後方回転と前方回転をコントロールし、お顔を誘導します。
後方回転させることによりFMA角は減少し短顔傾向になり中顔面も持ち上がってくるので面長やたるみなどが気になる方に適した顎位の誘導とデザインです。
またバイトもやや浅くなるのでくいしばりなどが強いタイプにも有効でもあります。
前方回転させることによりFMA角は増大し、面長傾向とフェイスラインはシャープにみえるようになります。
エラ張りや面長傾向になりたい方に適した顎位になりますが、バイトは深く、咬合力がますのでTCHや喰いしばり癖、顎関節症の方には適さないので注意が必要です。
また開咬(オープンバイト)や口呼吸癖の方にもあまり適さず、やはり注意が必要です。
そしてその顎位の誘導と安定維持に欠かせないのが整顔形成®マウスピースが絶対不可欠です。
歯科の知識と柔道整復(整骨)術を融合させた矯正を是非お受けください、お待ちしております♪