皆さんこんにちは、院長粟津です。
今回わたくしが書く内容は、ずばりたるみとしわの理由です!
たるみとしわの理由
対象組織となるのはご存知表情筋ですが、
まずこの筋は特殊な組織で皮筋に分類され、筋紡錘(きんぼうすい)がほとんどありません!!!
※皮筋とは皮膚とくっついている筋肉のこと
では筋紡錘とは?
簡単に言うと筋肉の伸び縮み(伸長)を感知するセンサーで、筋肉が壊れないよう微調整(筋張力のバランスとり)をしてくれます。
反射もこの筋紡錘によって起きています。
(例:膝蓋腱反射等)
つまりこれがないので表情筋が過度な伸長(たるみ)の外力(重力)に対して無防備であり、放置すると延々とたるみ続いていくのです。
さらにこの筋紡錘が少ないことによって筋肥大もしないことがわかっています。
これによりトレーニング効果はほとんどないことが明らかになっています。
むしろ表情筋を使えば使うほど(表情を作れば)しわがどんどん増えて、深さを増すだけです。
※笑う=ほうれい線、困る=眉間のしわ等
たるみとしわの対処法
ではどのようにたるみとしわに対処していくか?
たるみ
当院では理学療法(電気)によって組織の引き締め(リフトアップと小顔)と神経活性を行います。
他の方法でたるみを取る場合は熱照射(ウルセラやサーマクール等)か切り貼り(フェイスリフト)か糸などで吊るしかありません。
※手技でのリフトアップにはエビデンスが乏しい為
そして実は人の体の中にも電気(生体電気)が流れており、神経を伝い筋肉や臓器を動かします。
故に人体にとって最も自然な形ですので副作用やダウンタイムなどはほとんど存在しません。
※ご妊婦や疾患をお持ちの場合はその限りではないですが…
当院の電療は画像の通り、術者がグラブをつけアプローチしたい筋、筋膜を直接触れることと流動的になることで組織の誘導も可能で
また挟み込むようにしてかけれるため広範囲かつ立体的(3D状)にかけれるのを特徴とし、また中周波領域のものを使用しているので低周波のようなピリピリ感はなく、SMAS筋膜層(中深層)まで届きます。
※中周波領域:1,000Hz~10,000Hzの範囲を指す
※1Hz:1秒に1回収縮(電気刺激)が入る。
要するに電療を使用することによって、医学的なエビデンスに沿い、筋を効果的かつ効率的に刺激が出来るのです!
しわ
最後にしわですが、
まず改善していくにあたって大事なのはそもそもの組織自体(お肌や表情筋)の水分量です。
水分量は年齢とともに減っていきます、赤ちゃんで最大約80%ほどの水分量を誇り、80歳くらいで半分の約40%ほどまで落ち込むと言われます。
この水分量がお顔に張りを与え、組織にしわを残しにくく、また回復しやすくします。
汗をかくこの夏、また乾燥しやすい冬に向けてお肌の保湿や水分をしっかりとりましょう!
※利尿作用のあるコーヒーやお茶の系統は水分補給には適していないのでご注意ください。