歯ぎしりの3つのタイプと対策について その1

こんにちは、歯科医師の伊藤です。

今回は、夜間の歯ぎしりについて少しお話したいと思います。

歯ぎしりについて

最近寒くもなり、歯ぎしりをしていることを自覚したり、起床時に頬や首、頭などがだるいなどの症状がある方も多いのではないでしょうか。

実際、夜間の歯ぎしりは多くの方がしています。

ギリギリと音がしていない、他人に注意されたことがない、などから歯ぎしりをしていないと考えている方も多いですが、歯ぎしりはギリギリするだけではなく、グーっと噛み締めている場合もあります。

その場合、音はしないので本人含め他人も気づきにくく、噛み締めが続いていることは多いです。

歯ぎしり、食いしばりが続けば、筋肉の過緊張などによりお顔の整顔率は乱れ、歯や顎に機能的な障害もきたします。

まずはここで歯ぎしりのタイプを簡単に説明しておきます。

1.ブラキシズムタイプ

一般的な歯ぎしりといえばこのタイプを指します。

ギリギリと音をたてながら、左右に下顎を動かします。

そのため、糸切り歯や奥歯が鋭利に削れてくるケースが多いです。

2.クレンチングタイプ

俗にいう噛み締めタイプになります。

ギリギリと動かすブラキシズムタイプとは対照的に、グーっと噛み締めているタイプです。

このタイプは、ギリギリと音がしないため他人にも気づかれにくく、注意されることも少ないため自覚し辛いのが特徴です。しかし、とても力が強く、歯が欠けたり、奥歯の痛みが出る方もいらっしゃいます。

3.タッピングタイプ

こちらのタイプはギリギリではなく、上下の歯を小刻みに当てながら顎を動かしてカチカチと音を立てます。

上記2種に比較してあまり知られていませんご、意外にしている方は多いです。

歯ぎしりの対策

これら夜間の歯ぎしりや食いしばりは、無意識下で行われるため残念ながら自分の意志では完全に止めることはできません。

ただし、その歯ぎしりや食いしばりを減少させることはできます。

まず1つ、日中の食いしばりを止めること。

日中の食いしばりは覚醒下において、無意識に行われる習癖です。

覚醒下にて食いしばりを持続的にしていることで、当然夜間も筋肉の緊張を生みやすくなり夜間の歯ぎしりに繋がります。

日中の食いしばりは習癖のため、是正することは可能です。

しかし習癖の治し方がわからず、結果おざなりにして食いしばりが昼夜行われてしまうわけです。

当院では、顎顔面の施術だけではなく、習癖のコントロール、セルフケアを指導していますので、気になる方は是非ご連絡ください。

次回は、歯ぎしりについて少し違った目線でお話ししたいと思いますのでご期待くださいっ!

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