トムソンベッドとさつま式顎顔面骨格矯正

全身矯正の必要性

顎関節の位置する頭蓋骨は足関節、膝関節、股関節を経由し、骨盤から尾骨、腰椎、胸椎、頚椎に乗りかかるような配置です。それらの位置が乱れることにより、姿勢が乱れバランスを崩してしまいます。

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顎・尾骨のローテーション

また、脊椎の1番上に頭蓋の蝶形骨、顎関節と連動する上部頚椎があり、1番下には骨盤、尾骨があります。

そして、バランスを取るために蝶形骨と尾骨など含め、上と下で各々連動して歪みを生じていきます。

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※画像は AKのテクニック(エンタプライズ刊)より

姿勢が悪いと全身で代償的にバランスを取っていきますが、尾骨は尻尾の名残で舵取り役をして姿勢の調整を行なっています。悪い姿勢で尾骨がズレていれば、その影響は頭蓋の蝶形骨や下顎にも影響し引っ張られてお顔の歪みにつながります。

片側で噛む癖などで開口時に顎が左右にズレる場合も、頚椎が引っ張られてローテーションしてしまい歪みが生じますが、それが骨盤や腰椎にも影響していきます。

特に口呼吸による舌位の低下やTCH(歯列接触癖)は、咬合不正から顎関節症につながりやすく全身性の歪みとなっていきます。

このように頭蓋部の噛み合わせによる癖や骨盤の癖は、連動して全身の歪みとなっていきますので、お顔の歪みは全身から診ていかないといけません。

当院の矯正では、骨盤(尾骨、仙骨、腸骨)か~脊椎~頭蓋(後頭骨、蝶形骨、側頭骨)を整え、次に顎位の調整する事で咬合(噛み合わせ)まで整え、さらにその位置でマウスピースを作り顎位の補正をすることができます。

トムソンベッド

当院で新たに導入したベッドです。

カイロプラクティック用のベッドで、正式名称は「トムソンテーブル」と言います。1900年代初期に、アメリカのカイロプラクティックドクター「クレイ・トムソン」さんが25年に渡って開発・改良した特許製品です。ハイスペックなため日本国内で導入している施術院は少ないようです。

トムソンベッドの特徴

トムソンベッドは通常の平台状のベッドとは異なり、頭部・胸部・腰部・骨盤部それぞれのクッション部分が独立した状態でわずかに上下動する構造になっています。

頭部・胸部・腰部・骨盤部は上からの手技による圧力でわずかな距離を落下するように作られています。

このクッション部分が落下した際に生じるわずかな衝撃(慣性の法則)を利用することで、最小限の力で安全に身体の各部を矯正することが可能となります。

このようにトムソンベッドは、わずかな力でテーブルのクッションの一部の支えを落下させることで瞬時に高速の動きが生まれ、支えの落下距離が少ないことで即座に動きを止めることができ、狙った個所に高速低振幅の動きを与えることで矯正をかけていきます。

トムソンベッドは全身の矯正に効果的なものですが、当院ではさらにお顔の矯正に応用しています。

高速低振幅の刺激をお顔の矯正部位に加える事で、骨から筋膜にかけて強力にデザインしていきます。しかも重力を使って少ない落下距離での刺激なので安全に矯正をかけていけます。

顎位の矯正だけでなく、頬の左右差や前頭部の矯正にも効果を出せます。

トムソンベッドを使用した矯正で、より歪みの取れた立体感のあるお顔に仕上げていくことができます。

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