舌根沈下(ぜつこんちんか)の原因と影響

こんにちは。柔道整復師の小林です。
今回は、舌根沈下(ぜつこんちんか)について書いていきます。
舌が落ちる原因は、色々言われてきました。
ですが、根本的なものはわかっていませんでした。
研究により、根本的な原因がわかったのでそれを書いていこうと思います。

舌根沈下とは

みなさん、舌根沈下という言葉を知っていますか?
舌根沈下とは舌の位置が落っこちてしまうことです。
最近、舌の位置が悪い人が非常に多いので今日からあなたも気をつけましょう。
舌の位置が落ちると良いことは、一つもありません!!

舌根沈下による影響

外見での影響
舌が落ちていることにより顎下がたるんで見えます。横顔の時にわかりやすくでます。

機能での影響
舌が落ちて気道を塞いでしまう為、呼吸を妨げます。
鼾にも深く関係していて、睡眠の質を下げてしまいます。
睡眠時無呼吸は、ほぼ確実に舌沈下が起きています。
舌は嚥下にも深く関係しているので、嚥下機能も悪くなってしまいます。
お正月にお餅をつっかえて亡くなってしまうニュースは毎年必ずといっていいほどでますよね。
そんな悲しいことにならないように舌を鍛えて舌根沈下を予防しましょう。

舌根沈下の原因

舌根沈下の原因は今まで色々言われてきました。
1、呼吸様式(鼻呼吸をしていなく、常に口呼吸をしていることによって起こる)
2、重力作用(体位)
3、筋弛緩
4、下顎後退
5、開口
などが主に言われていました。
ちなみに、1の呼吸様式は、舌根沈下以外にもデメリットがたくさんあります。
例えば、口呼吸をしていると、鼻呼吸より脳の前頭葉で酸素消費が大きく生じるという研究が発表されました。
このことにより、口呼吸が認知症を引き起こすとも言われています。
他にも、歯列に影響することがわかっています。
解剖学的にも、口は消化器、鼻は呼吸器と分類されています。
口でも呼吸はできますが、あくまでも消化器に属していることを忘れないようにしてください。

舌根沈下の原因を調べるための実験では、 咽頭後壁と舌根部の距離をあらゆるパターンで特殊なカメラで撮影するというものでした。
色々なパターンで試した結果、次のような結果が得られました。
舌根沈下の要因として重力作用(体位), 筋弛緩, 下顎後退などは二次的ないしは二義的である可能性が高く、開口が一義的である。
従って睡眠中に如何にして十分な鼻呼吸を維持させ、口を開けずに済ませるかが、舌根沈下を抑制することができる。
このことについてより詳しく知りたい方はこちらの論文を読んでみてください!!
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jibirin1925/87/4/87_4_497/_pdf

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