さつまでのお顔の分析について

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さつまではお顔の分析にあたり、セファロスタンドを使っています。

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さつまでは主に口腔内から顎位や軟部組織に働きかけるお顔の施術を行いますので、まず通常の撮影した画像を参考に外形的な特徴を見ています。

バランスの良い美しいお顔かどうかは、上下顎骨、筋肉と皮膚などの組織よって支えられた目・鼻・口の形やバランスによって決まります。
さつまでは顎顔面のバランスや動きを整えながら、上下顎骨の誘導、お顔の筋肉や皮膚などの組織を正しい位置に誘導することでバランスの良いお顔をデザインしていきます。

セファロによる写真分析では、軟部組織と顎関節の位置や頭頚部の歪みを主としてみていきますが、 ある程度骨格的な分類の判断も可能です。

患者さんのお悩みが骨格的要素なのか、軟部組織的要素なのか?分析をすることでデザインの方向性の指標となります。

〜正面から〜

お顔の正面画像の分析について

例えば、正面からだと

整った顔のひとには規則正しく釣り合いの取れたシンメトリーなバランスがあります。
・目の大きさの左右差がない。
・目や眉、頬や口角の高さが揃っている。
・フェイスラインも卵型で、エラや頬が張っていたり左右差がない。
・頬や口角が上がって立体感がある。

etc‥

これらを患者さまのお悩みとともに、お顔の分析画像で確認して原因説明や施術プランニングの説明を行っていきます。

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お顔の歪み(左右差だけでなく、エラ、面長、たるみなど横方向や縦方向の歪み)には‥
①顎関節の動きからの関節性の歪み(左右偏位、下顎の後方回転など)
②咀嚼筋・表情筋の使い方の癖などからの筋肉性の歪み
などがあります。歪みを取るためにはこれらを考えて分析していきます。

正面からのセファロスタンドを使った分析では…
・顎の偏位(縦の赤い線で顎の左右のズレの確認)

・鼻背の歪みや鼻翼の左右差(縦の赤い線で上顎から鼻の歪みの確認)
・頸椎の歪み(縦の青い線で首の左右差の確認)
・フェイスラインやエラの左右差(縦の黄色い線で頬、下顎や筋肉量の左右差の確認)
・目や頬や口角の高さの左右差(横の緑の線で各部位の位置の確認)
・その他、ほうれい線の左右差や眉の高さ、肩の高さ…etc
これらを分析してさらに実際の触知や開口時の顎の動きを見ていくことで、顎関節の動きからの関節性の歪みや咀嚼筋・表情筋の使い方からの筋肉性の歪みを分析して施術方針を立てていきます。

また顎の偏位や頸椎の歪みから、連動する骨盤の歪みがあることも分かります。

写真の方は顎の右シフトが見られ、頸椎の歪みから右斜頸があります。
咬筋(エラ張り筋)の付き方も開口時の右シフトから左右咬筋の発達部位の違いがあり、フェイスラインや目・口角の高さの違いが出て右が下がっています。
右斜頸で顎の開咬時の右シフト、肩も右が下がっていることから骨盤も右が下がっていることが予測されます。

〜側貌による特徴分類〜

セファロスタンドによる写真画像検査では、側貌もお顔の特徴を分類するにあたって重要になります。

お顔の審美性を決める要因として、お顔を横から見た場合の側貌があります。

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側貌は審美性に重要な影響を与えており、縦幅や奥行き、その他お顔の特徴を判断する上で欠かせないのです。

〜側貌型について〜

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ここで側貌型というのがあります。
前額部最突出点(グラベラ)、鼻下点(サブナザーレ)、オトガイ部最突出点(ポゴニオン)の3点を結んだ線で診断します。

①上顎前突の顎態であるコンベックスタイプ(凸顔型)
②ストレートタイプ(直顔型)
③下顎前突の顎態であるコンケイブタイプ(凹顔型)

の3タイプがあり、美しいE-lineがでやすいのは上顎前突の①コンベックスタイプになります。
もっと細かい分類として【顎顔面骨格系の分類】というのもあります。

〜顎顔面骨格系の分類〜

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縦軸→お顔の垂直的な長さについて
横軸→立体的な上顎の前後的な突出度の度合いについて

9つに分類しています。表の左側は上顎が突出しているタイプです

特に極端な場合はいわゆるアデノイド顔貌といって口呼吸で舌根が下がり下顎の発育不全の場合もあります(左下)
舌が下がりフェイスラインが出にくくなりやすく、姿勢も首が前に出ていることが多いです

短顔型で噛み合わせが深いタイプ(左上)はくいしばりしやすく咬筋が発達しやすいですが、ケアすることでいつまでも若々しく見せることができます。
医学的にも上顎の成長は10歳位までで終わり、その後下顎が成長していきます。
故にこどもの顎骨は上顎が大きく、下顎が小さいので下顔面が小さい(短顔)と若く、可愛らしい印象になります。

前述のコンベックスタイプもこのタイプに近いです。

ところが食いしばりにより顎が後方回転してしまうと、回転中心が下がって面長になったり表情筋に負担がかかりコケたりしてしまいます。

顎の開閉は、実は下顎頭の回転(蝶番)運動と滑走運動を合成した複雑な運動をしています

回転中心を移動させて下顎骨体の回転を利用して顎の動きを作っています。開口時、回転中心が下方に移動するのです。

そのため前方回転しやすくパワーの伝わる方向を変えて回転中心を上げていく必要があります

さらに、さつまでは渋谷TMJ歯科クリニックと提携しレントゲンでお顔の矯正後の変化も確認して施術プランの作成に役立てています。

1回の施術前後の変化をレントゲンで見ていきます。

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