こんにちは!さつま骨格矯正の石川です!💫
本日は顎関節症の症状や分類についてお話しさせていただきます!
どこからが顎関節症なんだろう🤔と曖昧に感じている方も多いかと思うので、自分の症状と照らし合わせてみてください!
顎関節症とは、あごの関節やその周囲の筋肉に痛みや違和感、運動障害などを引き起こす病気の総称です。食事や会話など、日常生活に大きく関わる部分であるため、症状が進行すると生活の質を大きく損なうことがあります。顎関節症は一つの病気ではなく、いくつかのタイプに分類され、それぞれ原因や治療法が異なります。ここでは、顎関節症の代表的な種類と分類について詳しく解説します。
■ 顎関節症の基本的な分類
日本顎関節学会では、顎関節症を大きく4つのタイプ(Ⅰ~Ⅳ型) に分類しています。近年では、これに加えて「Ⅴ型(心理的要因型)」を加える場合もあります。
Ⅰ型:咀嚼筋障害(筋肉性顎関節症)
顎を動かす筋肉、特に咬筋(こうきん)や側頭筋などの過緊張や炎症によって起こるタイプです。主な原因は、歯ぎしりや食いしばり、ストレスによる筋肉の過度な緊張などです。症状としては、口を開けるときの筋肉痛や重だるさ、こわばりがみられます。筋肉の疲労や血流障害が関係していることが多く、マッサージやストレッチ、咬合調整などで改善が期待できます。
Ⅱ型:関節包・靱帯障害
顎関節を包んでいる「関節包」や、その周囲の「靱帯」に損傷や炎症が起きるタイプです。外傷や過度な開口(大きく口を開けること)によって関節が引き伸ばされ、痛みや違和感を生じます。特徴として、開口時に関節部の鋭い痛みが出ることが多く、顎を大きく開けられない「開口障害」も伴うことがあります。
Ⅲ型:関節円板障害(Ⅲa型クリック・Ⅲb型ロック)
顎関節内にある「関節円板(軟骨のようなクッション)」が正常な位置からずれるタイプです。円板が前方にずれると、口の開閉時に「カクッ」というクリック音がすることがあります。進行すると円板が元に戻らなくなり、顎が開かなくなる「ロック(開口障害)」を起こすこともあります。
Ⅳ型:変形性顎関節症(関節変形)
顎関節の骨に変形や摩耗が起きるタイプで、慢性的な関節障害が原因です。長年の咬み合わせの不良や過度な負担、加齢などが関与します。関節が「ゴリゴリ」と擦れる音(クレピタス音)が出ることもあり、重症化すると骨の変形が進んで口の動きに制限が出ます。治療は負担の軽減や理学療法、場合によっては外科的処置が検討されます。
Ⅴ型:心理的要因型(心因性顎関節症)
ストレスや精神的緊張が主な原因となるタイプです。身体的な異常が少なくても、強い痛みや違和感を訴えることがあります。自律神経の乱れや筋緊張、噛みしめ癖などが関連しており、心身両面からのアプローチが必要です。
■ まとめ
顎関節症は「筋肉」「靱帯」「関節円板」「骨」「心因」といった多方面の要因が複雑に関与する病気です。その中でも現代人にすごく多い食いしばりが原因でこのような症状を引き起こすことが多いとされています。
当院では顎位や咀嚼筋の矯正、舌の使い方を調整することにより顎関節症、食いしばりの改善を目的として施術を行っています。
上記のような症状もしくは食いしばり等が気になる方はカウンセリングメニューもございますので、ぜひいらしてくださいね!