顎から始まる「機能」「美」「若さ」をつなぐ三位一体のリモデリングシステム。
三位は連鎖する― The Three Integrative Chains

顎から始まる反重力的機能美
三位一体のリモデリングシステム

顎の回転中心から上向き(前方回転)変える事で、3つの反重力的機能美の連鎖が起こる
機能的連鎖(Functional Chain) – バイオメカニクスによる説明
❶ 顎関節(TMJ)― クランク軸の始動点
・下顎頭(condyle) は側頭骨の関節窩内で回転+滑走運動を行う。
・開口・閉口時には外側翼突筋が前方牽引ベクトルを発し、下顎頭は下方・後方へ回転しつつ滑走。
・その回転中心は顎関節円板–蝶形骨–後頭骨–C1に伝達される。
顎関節は頭蓋運動の初動トルク発生点
偏位(顎のズレ、噛み癖など)積み重なり、やがて癒着する。
そのために頭蓋底全体のトルクバランスが崩れ機能的な劣化が起こる



❷ 蝶形骨(Sphenoid)― 頭蓋力学のハブ
・蝶形骨は頭蓋底の構造的なギアセンター
・顎関節の前方回転により、蝶形骨には反転トルク(前上方回旋モーメント)が生じる
・この力は、前頭骨・側頭骨・後頭骨との接合部(SBS:蝶後頭結合)を介して全体の拡張–収縮リズムを駆動する
蝶形骨は「cranial gearbox」として機能する
顎関節の運動が、頭蓋の呼吸リズム(Cranial Rhythmic Impulse)を誘導する。
その可能性は今後の研究課題でもあるが、東洋医学や世界中の伝承医療でもトピックになっている。生理機能的には様々な根拠が出ている。人が持つ超回復、
若返り、能力覚醒などに寄与すると考えられる。

❸上顎複合体(Maxillary Complex)― 力の伝達と支持
・蝶形骨の回転は、上顎骨前方部にモーメントを与え、鼻骨・頬骨・口蓋骨を介して顔面中央の力学配列を再構成する。この配列は、縫合と発生学的に膜性骨組織であるため、容易にたわむ構造である。外見的に中顔面が短くなる、長くなる理由でもある
※一部紹介するならば、口蓋骨の錐体突起は内側翼突筋の起始部でソケットのような構造体である、咬合に連動して口蓋骨は縫合と共にたわむ、まるで足底のアーチのように衝撃を吸収する。この部位は整骨術で歯科の咬合調整がマイクロレベルであるのに対して整骨ではミリレベルである、つまり100倍の調整範囲がある。その為、天然歯をむやみに削らないで済むことや、ジルコニアなどの高価な補綴物を守る観点からも臨床現場で価値のある考え方と捉えられる
• 咬合力ベクトルが適正化されることで、咀嚼筋の活動パターンと頸筋群(胸鎖乳突筋・僧帽筋上部)が等張的協調(拮抗筋や共同筋の引っ張りあい)が最適化される。
上顎複合体は「咬合力を全身の姿勢ベクトルへ変換する変速機」

❹ C1 / C2 ― 軸とバランスの再統合
・蝶形骨・後頭骨の回旋は、C1・C2に伝わる。
・頭蓋のねじれが解消されると、環軸関節の回旋軸が整位する頸椎前弯が回復、重心線(gravity line)が整う。
・結果として、現代病とも言えるストレートネックや顎関節症、食いしばりの連鎖の改善につながる
C1/C2は「頭部力学のスタビライザー(安定軸)」
機能的連鎖の終点であり、全身につながる始点。この部位は知覚神経も運動神経も持たないが、椎骨動脈を備えるため、動脈が携える交感神経の受容器ともなりうる部位、神経伝達的に再出発点となる

審美的機能連鎖 ― Aesthetic Chain
顎関節の回転中心を上方へ導くことで、蝶形骨と上顎複合体の位置関係が再整列し、頭蓋顔面構造のバランスが最適化されます。これにより、上顎の支持力が回復し、中顔面のリフトアップ、顔面比率の改善、左右対称性の向上といった審美的変化が連鎖的に生じます。
この一連の変化は、単なる「見た目の改善」ではなく、骨格・筋・神経・筋膜といった機能系の統合的再構築(リモデリング)によって生じるものです。つまり、構造が正しく機能することで、審美性も機能的に高まるのです。
さらに、この整った構造を安定維持し、リモデリングを促進するためには、小顔マウスピースを用いたエクササイズによって、顎関節と咀嚼筋群に適切な物理的刺激を継続的に与えることが重要です。
この刺激が骨格の再生的順応を促し、審美的機能連鎖を持続的に活性化します。

さつま式小顔マウスピース(Facial Aligner)
顔の歪みは人の恒常性維持(ホメオスタシス)によって元の歪んだ位置に戻ろうとします。
アライナー矯正を行うことで超再生(リモデリング)を促進し、ホメオスタシスを超えることができます。
また、小顔矯正の効果を長持ちさせることができます。


若返りの連鎖 ― Rejuvenation Chain
顎関節の回転中心を上方へ導き、顔面骨格が整うことで、筋肉・筋膜・粘膜の癒着がリリースされ、長年の表情・咀嚼・姿勢などによる習慣的な歪みが修正されます。
整骨後の顔面構造に小顔マウスピースによる物理的刺激を加えることで、筋膜および粘膜に微細なせん断刺激が生じ、局所的な血流および神経反射が促進されます。
この刺激により唾液分泌が亢進し、粘膜および筋膜内でコラーゲン再生因子が発現します。
生理学的には「細胞外マトリックス(ECM)」、生化学的には「グリコサミノグリカン(GAG)」と呼ばれる再生因子群が活性化し、顔面部に特異的な組織再構築が誘導されます。
この再生反応は、経口摂取や外用によるコラーゲン補給では起こらず、顔面筋膜への物理的刺激によってのみ生理的に誘発されます。
さらに、唾液はホルモン分泌を間接的に促し、免疫機能の向上や皮膚常在菌叢の善玉化をもたらすため、粘膜系から全身の恒常性維持(ホメオスタシス)にも寄与します。
このように、顎関節の回転運動から始まる一連の連鎖は、骨格のリモデリングのみならず、筋膜・粘膜・上皮層(ほうれい線、マリオネットライン、二重顎などの領域)まで波及し、構造的・生理学的両面からの包括的な若返りを実現します。



