頬コケの原因と対処法

こんにちは、セラピストの佐藤です。

最近ご来院の患者様のお悩みに多い”コケ感”
頬のでっぱりや張り出し感が気になる、体型や体重は変わらないのに痩せたと言われる…
頬がこけると骨格が目立ち影ができるため、表情が暗く疲れた印象を与えたり、やつれて見えたり、逆に骨ばって見えたり 強張ってみえたり…
コケをかっこよさに変えてしまう一部のモデルさんや玄人男性はひとまず置いておいて

女性は特に気にすることが多い、その”コケ感”についてのお話。

 

顔がコケる原因で検索してみた ⇒ 加齢

 

『頬コケの原因』で検索🔍👀をすると、”主に加齢による肌内部の変化“と出ます。
私達の顔は、肌表面から、表皮、真皮、皮下組織、筋肉(筋膜)、骨、と大きく分けて5つの層で構成されており、それらが加齢によるボリューム減少をすることで引き起こると。

①表皮・真皮

乾燥や紫外線などによる光老化によって、お肌の張り、弾力が低下し、頬の滑らかな曲線が崩れこけてみえる。

 
 

②SMAS筋膜、支持靭帯(リガメント)のたるみ

顔面の皮下脂肪と筋肉の間に存在するSMAS筋膜、皮膚や筋肉、骨を繋いで支持をする支持靭帯(リガメント)の支持力低下により、顔の脂肪組織や筋肉組織が垂れ下がる。

 
 

③骨密度の減少

骨は加齢やホルモンによって骨密度が減少し縮みます。40代の頭蓋骨の量が650gなのに対し、70代280gほどとも!!
頭蓋骨が委縮すると、お顔の様々なパーツにシワ感や萎縮感がでます。

 
これらが加齢によっておこる老化によるコケ感です。
 
 
 
 
 

年齢に関係のない機能面でのこけの原因

いやいやそんな・・加齢とか70代とかじゃないのにコケてるの?!どうしたらいいの?!😭
というそこのあなた!

機能面の変化でもコケ感は出ます。


 

頬こけの始まりは“くいしばり”

※くいしばりについては、当院ブログでも何度も紹介していますので過去のブログをご参照ください。

 
 

その“くいしばり”が強くなると・・・・

①深部深部咬筋が常に緊張状態になります。

②深部咬筋は収縮すると前方に縮み、常態化すると、前方位に短縮固定します。巻き肩等と同じですね。

③すると前方に短縮固定した深部咬筋が付着している下顎骨は、顎関節を軸にして後方に回旋スライドし、固定。

④その上に表情筋がのる状態=面長感の完成

⑤咬筋の緊張が悪化し、頬がますます張り出す。

⑥併せて側頭筋が緊張しこめかみ周辺にくぼみが発生。

⑦くいしばりでより一層張り出した頬骨だけが残った、コケ感の完成です!

 
 
 
 
 

スマホの普及による下向き姿勢の増加により、あご引きやストレートネックの方も多く、顎の後方回旋のリスクは増えるばかり!!
機能面での歪みによるものなので、年齢関係なくどなたにも起こる可能性があることがわかりますね。

 
 
 

コケ感を助長させるもの

顎関節症

顎の筋肉や関節に問題が生じることで発症する顎関節症(TMJ:TemporomandibularJoint Disorder)も、コケ感を助長させる原因の一つです。

顎関節症が長期化してくると、顎の動きが正常ででないことで、筋肉や関節に負荷がかかり続け、骨格や筋肉の配置に変化が生じ、さらに筋肉は萎縮、こけ感を助長させます。

左右差がある場合は、こけ感にも左右差ができ、お顔の印象に顕著にあらわれることが多くあります。

 

歯列矯正

歯列矯正しなきゃよかった😫とおっしゃる方がいるくらいに、頬コケを訴える方がすごく多いです💧

①構造の変化

まず、矯正のために歯を抜歯したり、歯の位置が変わることで、頬の筋肉や皮膚を支える構造が変化し、顔の輪郭全体に影響を与え頬がコケたように見えることがあります。 又、骨を再構築するプロセス中に、見た目に一時的な変化が生じ、コケ感を助長させることがあります。

②矯正器具の装着によるストレス

⭐️ワイヤー矯正の場合

表側ワイヤーなら表情筋、裏側ワイヤーなら舌の筋肉を口腔内での摩擦ストレスのためあまり動かさなくなり、表情筋や顎周りの筋肉に、たるみや硬さがでて、コケ感を感じやすくすることがあります。

⭐️マウスピース型矯正の場合

マウスピースが歯に覆いかぶさるため、普段よりも歯の接触が起こりやすく食いしばりの回数が増え筋肉の硬さなどが起こりコケ感をつくりやすくなります。

①や②の構造の変化や矯正器具の装着にかかるストレスによって、咀嚼筋の緊張や顎関節症を引き起こすケースも少なくありません。

 

③体重の変化


矯正治療を開始すると、食事の仕方や食欲に変化が出て、体重が減少し、自然と頬もコケて見えることがあります。

 

慢性的なストレス

ストレスを感じたり緊張を感じる出来事が続いたりすると、交感神経が優位になり、表情筋が緊張してこわばり、頬のへこみが出やすくなります。緊張状態がずっと続くことになるため、ますますコケ感の原因に。
日頃から多くのストレスを感じていたり、上がり症で極端に緊張しやすいで人は、コケ感のリスクがあるといえます。


頬コケのリスク、たくさんありましたね😱💦💦

ここに挙げたもの以外にもまだ原因として考えられるものはありますし、複合的に起きていることも多くあります。

さつま骨格矯正では、患者様お一人お一人の原因を導き出し、エビデンスに基づいた治療と、セルフケアの指導を行っていきます。

いろいろコースがあって、ご自身に何が必要かがわからない方はメニュー相談のコースもご用意しておりますので、ぜひ一度ご来院ください。

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