今回は歯列矯正中の歪み矯正ついてになります。
最近インフルエンザの流行もあり、マスク着用をされている方が多く見られます。この機会に歯列矯正を始めた方がとても多いですね。
ただ、注意しなければならないのが、当院でのお悩みとして、歯列矯正を行ってから顔の印象が変わった。たるみが出てきた。食いしばりがひどくなり顎関節症になった。などの相談も数多くあります。
それは歯列矯正中の過ごし方やケア不足かもしれません。
今回はそんな歯列矯正による顎周りの不調についてご紹介するとともに、歯列矯正中の歪み矯正についてお話しいたします。
1:歯列矯正をすることで毎日歯の位置が少しずつ変わります。
歯列矯正を行うと歯が移動します。
その移動と同時に噛み合わせなどが変わることで、顎関節部分に負担がかかってきます。
負担の大きさは歯の移動量によって変わってきますが、ほとんどの方は不調が出始めます。
2:食いしばりが悪化し顎関節症に
歯列矯正を行う時、金属ワイヤーもしくはマウスピース型の物を入れるかと思います。
どちらにも共通するところが歯に矯正器具をつける事で食いしばりが起きます。
その食いしばりは顎周りの筋肉をカチカチに緊張させ、開けにくさや音がなり始めたりします。
それにより顎関節症になってしまうのです。
主にこの2つの要因により顎の不調が出始め、顎関節症になってしまいます。
もちろん片方だけではなく両方に当てはまる方も多くいます。
ただ、矯正を行うと歯の位置が変わるのは当たり前なので、気をつけるのは食いしばりと顔面筋の緊張を取り除くこと。それが最重要になってきます。
歪み矯正を行うことで、顔面筋の緊張を取って食いしばりを無くすと同時に、顎位を調整し顎関節や歯列にかかる負担を減らします。
顎関節の動きを調整すること、筋緊張が減ることでお顔の歪みを改善することにもなります。
つまり、歯列矯正をしながら筋緊張を取ることで顎関節症のリスクを回避しつつ、小顔になれるということです!