4/16【長田】ポジショナー研修

総院長ポジショナー研修レポート

鍼灸マッサージ師 長田

まず、ポジショナーを作る上において口内法がもたらす作用機序について総院長は説明した。

口内法は、骨弾性(たわみ)を使って口腔内からリリースして骨を動かす。ここで言う「骨を動かす」とは、例えるなら「頭蓋骨を今から動かします」などと言った理にかなっていない文言とは大きく異なるモノである。

次にポジショナーの具体的な作用機序と作成方法のコツについて話は発展した。

まずポジショナーは顔の「リポジション」を維持するために作成する。施術後の正しい顎位で形成したお顔を鍛えるとも言える。先ほどの文言を借りるなら整骨した位置を鍛えるとも言う。

ここで最近の総院長のポジショナー作成方法だが、作成時に患者にかなり前方で噛ませているという話であった。理由としてチカラがあまり入らない咬合になるため、咬合をリセットさせるにはちょうどいいのだ。

総院長曰く、最近のポジショナーは1日1分以上の装着は不要との事だ。理由は、チカラがあまり入らない咬合、つまり患者の顎を強制的に絶の状態に持っていくため、1分を超える装着はなかなかキツい話だからである。(HUNTER X HUNTERより)

まとめ

今回の研修のちょうど1週間前、総院長より個人的に前方で噛むポジショナーの作り方を口頭で伝授していただいた私はこの1週間でのべ20人程のポジショナーを作ったため、前方ポジショナーの凄さは既に実感済みであった。

やはり目に見える成果はとても楽しいもので、患者の顎位が好転してきている事が良く分かった。今後も己の技術を高め続けたいと強く思えた研修になった。